株式会社日本信用情報機構に、現在登録されている賃金業者の数は800社を超えています。
これほどの数の中から消費者金融会社を選んで、お金を借りるのは簡単なことではありません。
では消費者金融をどのように選ぶことができるのか、5つの方法について解説します。
5つの方法についてよく理解できると、どこの消費者金融でお金を借りるのが最善なのか、判断できるようになると思います。
- 金利の低さや貸付限度額で選ぶ
- 消費者金融会社が大手銀行の子会社になっている
- 消費者金融の基本条件に従って選ぶ
- 審査のスピードや難しさで選ぶ
- 申込方法によって選ぶ
それぞれの選び方で最終的にどの消費者金融でお金を借りるのか、結論が変わって来る可能性もあります。
消費者金融にはそれぞれ特徴があるので、どの基準で選ぶかによってどこの消費者金融でお金を借りるのか、結論が変わるのは当たり前の事でしょう。
これから消費者金融を選ぶ時の参考にしてみてください。
1、金利の低さや限度額で選ぶ
消費者金融の数が800社以上もあれば、当然それぞれで設定している金利や借入限度額には差が生じるでしょう。
ではどのような消費者金融でお金を借りるべきか、金利の低さや限度額から比較してみましょう。
金利が低い消費者金融でお金を借りる
消費者金融でお金を借りる時は、まず金利の比率がどれくらいになっているのか確認しなければならないでしょう。
どこの消費者金融会社でも同じなのではないかと思われるかもしれませんが、金利には差があります。
いくつかの消費者金融会社が設定している金利をご紹介します。
- レイクALSA貸付金利:金利4.5%から18.0%
- アコム貸付金利:3.0%から18.0%
- SMBCモビット貸付金利:3.0%から18.0%
- アイフル貸付金利:3.0%から18.0%
- プロミス貸付金利:4.5%から17.8%
- ジェイスコアJ.Score貸付金利:0.8%から12.0%
2017年9月にソフトバンクとみずほ銀行が合併して作ったのが、J.Scoreという消費者金融会社です。
今回は、このJ.Scoreを含めて大手6社の消費者金融会社を比較しています。
上記の6社の比較から分かることは、J.Scoreを除く大手4社の上限金利は18.0%、プロミスが17.8%となっています。
つまりほとんどの会社が上限金利を同じくらいに設定しているという事です。これは足並みを揃えていることの証拠になるでしょう。
唯一プロミスのみが、他の大手4社と異なり17.8%に上限金利を設定しているので、低い金額で借入を考えているなら、プロミスが良いという事になるでしょう。
しかしこの比較にJ.Scoreを含めると、結論は一気に変わってきてしまいます。
ジェイスコアの上限金利は12.0%であり、銀行系カードローンよりも低く設定されていると言えるでしょう。
もし設立されたばかりの消費者金融であることを気にしないなら、J.Scoreが圧倒的に融資な金利と言えるでしょう。
金利が少しでも安い方が返済総額に大きな差が出る具体例
大手5社の消費者金融の上限金利は、18.0%か17.8%でしたが、この0.2%の金利差が返済総額としてはどれくらいの差になるのでしょうか?
借入金額を90万円、返済期間を60ヶ月として、金利を18.0%の場合と17.8%の場合で返済総額の差を計算してみましょう。
- アイフル貸付金利18.0%の場合:毎月の返済額23,000円、返済総額1,365,756円
- プロミス貸付金利17.8%の場合:毎月の返済額22,756円、返済総額1,365,344円
この2社の返金総額を比較してみると、412円しか変わらないという結果になりました。
60ヶ月の返済期間でたった412円の差にしかならないのが意外でしたが、あくまでこの条件下では大きな差にはならないということでしょう。
しかしこの金利差が2%になると、返済総額はどうなるのでしょうか?
借入金額を100万円、返済期間を50ヶ月として、金利を15.0%の場合と13.0%の場合で返済総額の差を計算してみましょう。
- アイフル貸付金利13.0%の場合:毎月の返済額26,008円、返済総額1,300,416円
- プロミス貸付金利15.0%の場合:毎月の返済額28,000円、返済総額1,332,828円
金利差が2%の場合、返済総額の差は32,412円となるので、約1ヶ月半分の返済の差となります。
50ヶ月での完済であるため、1ヶ月半分の返済が減ることは非常に大きな差であると言えるでしょう。
返済期間が長くなり、また借入金額が大きくなると、この金利差による返済総額の差は大きくなるでしょう。
ですから少しでも低い金利を設定している消費者金融でお金を借りる方が得であると言えます。
限度額が高い消費者金融でお金を借りるのは良い?
消費者金融でお金を借りる時は、貸付限度額にも注意しなければなりません。
先ほどの6社の貸付限度額は異なっている部分が多いため、どこの消費者金融会社にするのか慎重に選ぶ必要があるでしょう。
- レイクALSA貸付上限額:500万円
- アコム貸付上限額:800万円
- SMBCモビット貸付上限額:800万円
- アイフル貸付上限額:800万円
- プロミス貸付上限額:500万円
- ジェイスコアJ.Score貸付上限額:1,000万円
上記のように大手消費者金融の中でも、貸付上限額は500万円から1,000万円まで開きがあります。
もちろんカードローンを申込んだら、貸付上限額が最大で設定されることはほとんどありません。
さらに消費者金融会社の貸付には、総量規制がかけられているため年収の3分の1以上の貸付けを行うことは禁止されています。
ですからあまり借入上限額を気にする必要はないかもしれませんが、大は小を兼ねるという言葉通り、大きい方が使い勝手は良いと言えるでしょう。
ただし借入金額が大きくなると、その分だけカードローン審査はシビアになってしまうので、本当に必要な金額のみ申し込みをするようにしてください。
無利息期間の有無
初めて消費者金融会社に申し込みをした時は、一定期間無利息期間があります。
- レイクALSA:契約日翌日から30日間無利息、借入5万円以下は180日間無利息
- アコム:契約日翌日から30日間
- SMBCモビット:無利息期間なし
- アイフル:契約日翌日から30日間無利息
- プロミス: 初めて利用した時から30日間無利息
- ジェイスコアJ.Score :無利息期間はなし
このように6社のうち、4社が契約翌日から30日間無利息で借入できるというキャンペーンを行なっています。
借入を計画しているものの、ボーナス時に一括で返済できる予定であれば、無利息期間がある消費者金融でお金を借りる方がかなり得です。
借入金額や返済期間によっても毎月の返済額は異なりますが、毎月の返済額の半分くらいが利息になるケースもあるので、30日間の無利息期間は活用した方が良いでしょう。
2、大手銀行が運営しているかどうかで選ぶ
小さな名もないような会社であっても、大企業との提携をしていたり、大企業の傘下に入っているだけで、周りからの信用を得られることがあるでしょう。
それほど大企業の名前というものは大きいものです。これは消費者金融に関しても同じであり、現在は多くの大手消費者金融会社は、大手銀行のグループとなっています。
こうした銀行が、グループ会社として消費者金融を吸収していることには、どちらにとってもメリットがあります。
銀行が消費者金融をバックアップしている
- レイクALSA:新生銀行グループ
- アコム:三菱UFJフィナンシャルグループ
- SMBCモビット:三井住友銀行グループ
- アイフル:なし
- プロミス: 三井住友銀行グループ
- ジェイスコアJ.Score:ソフトバンクとみずほ銀行
大手消費者金融の中で、アイフル以外の全てが銀行のグループになっているか、大企業のサポートを受けている形になっています。
消費者金融会社が銀行グループに入ることには、大きなメリットがありました。
多くの消費者金融が銀行グループに入った最大の理由は2006年に段階的に行われたグレーゾーン金利撤廃によって経営が悪化してしまったことです。
消費者金融のみでは生き残れないほどのダメージを負ってしまったため、銀行からの支援を受ける必要が生じてしまいました。
しかし、この時期に多くの消費者金融会社が倒産に追い込まれています。
契約しているカードローンが倒産してしまうと、消費者にとっても大きなデメリットとなるため、銀行がバックアップをしているかは考慮すべき条件となるでしょう。
銀行が消費者金融を運営している理由とは
銀行が消費者金融をグループ化することは、消費者によってもメリットがあるので、選択時の条件に含めることができるでしょう。
銀行が消費者金融会社をグループに入れる理由は、一言で言えば情報です。
銀行は債務整理をしたことのある人の情報を入手することはできますが、信用情報機関の情報を共有することはできませんでした。
つまり大きな債務整理以外の金融トラブルの情報は入手できなかったわけです。
そこで信用情報機関に登録している消費者金融を取り込むことで、金融面での圧倒的な情報を入手できるようになりました。
もう1つの理由が、消費者にとってもメリットとなります。
消費者金融会社は、独自の自動契約機を全国展開しており、どこでも契約希望者が契約できるようになっていました。
銀行は、消費者金融を取り込むなら、会社と共に全国の契約機も手に入れることができます。
これによって消費者が融資を受けやすくなり、さらに契約も返済も手軽に行えるようになりました。
結果として利用者を増やすことにもつながり、銀行全体としての売上も上がったわけです。
全国には、大手の消費者金融ではない会社もたくさんありますが、多くは銀行グループに加わってはいません。
こうした消費者金融会社は、経営が安定していないところもあり、倒産する可能性がないわけではありません。
ですから銀行グループ傘下に入っている消費者金融でお金を借りる方が安心できるでしょう。
3、消費者金融の基本条件で選ぶ
各消費者金融では、それぞれ貸付対象者を決めており若干の違いがあります。
そのため消費者金融でお金を借りるつもりであっても、自分が貸付対象者ではない場合、借入はできないということになるでしょう。
例えば、学生や主婦でも消費者金融でお金を借りることができるのかということです。
まずそれぞれの消費者金融会社が、どのような対象者に貸付を行なっているのか確認してみましょう。
- レイクALSA:満20歳から70歳で国内居住の方
- アコム:20歳から69歳までの安定した収入・返済能力を有している方
- SMBCモビット:満年齢20歳から69歳の安定した収入がある方(アルバイト・パート・自営業の方も借入可能)
- アイフル:満20歳以上から70歳未満であり定期的な収入と返済能力のある方
- プロミス: 年齢20歳から69歳までの安定した収入がある方(学生・主婦でも安定した収入があれば利用可)
- ジェイスコアJ.Score:満20歳から満70歳以下で安定した収入のある方(学生・留学生も可)
以上が、大手消費者金融の定める貸付対象者です。
学生や主婦でも借りられるのか
大手消費者金融会社の設定している年齢制限は、どれもとても似ています。
注意すべき点は明確に学生や主婦でも安定した収入がある方と記載している会社と記載がない会社があるという点です。
学生の方や留学生がより確実に融資を受けるためには、貸付条件に学生・留学生と記載されているところの方が良いでしょう。
しかし20歳未満の学生については、6社とも対象外にしているため、アルバイトやパートで安定した収入があったとしても借入は不可能です。
主婦について明確な記載をしているのは、プロミスのみですが、原則的に安定した収入があれば主婦でも借入は可能でしょう。
しかし明確に主婦と記載しているプロミスで申込む方がより安全かもしれません。
自営業の方については、SMBCモビットのみが貸付対象者の中で自営業者に触れています。
自営業者であれば、他の条件が許すのであれば明確に記載がされているSMBCモビットで、お金を借りる方が賢明かもしれません。
とはいえ原則として重要視されているのが、安定した収入があるのかという点なので、基本的にどこの消費者金融でも借入は可能であると思われます。
しかし実際の審査結果は異なることもありますので、詳細は必ず消費者金融でお尋ねください。
返済方式によって消費者金融を選択する
各社消費者金融でお金を借りる場合、返済方式が全て一緒というわけではありません。
消費者金融の定めている返済方式には、大きく分けて以下のような2つの方法があります。
- 借入後残高スライド元利定額返済方式
- 元利定率リボルビング方式
上記の2つの返済方式の違いについては、後ほど解説しますが、6つの消費者金融がどの返済方式を採用しているのか、まず確認しましょう。
- レイクALSA:借入後残高スライド元利定額返済方式
- アコム:元利定率リボルビング方式
- SMBCモビット:借入後残高スライド元利定額返済方式
- アイフル:借入後残高スライド元利定額返済方式
- プロミス: 借入後残高スライド元利定額返済方式
- ジェイスコアJ.Score:借入後残高スライド元利定額返済方式
上記をご覧いただけると分かるように、アコム以外は全て借入後残高スライド元利定額返済方式を採用しています。
借入後残高スライド元利定額返済方式とは、以下の3つの特徴があります。
- 毎月の返済金額には、手数料や利息と元金が全て含まれている
- 毎月の返済額は消費者金融会社の決めた定額となる
- 返済額が毎月同じであるため返済計画が立てやすい
それに対しアコムが採用している元利定率リボルビング方式には、次のような3つの特徴があります。
- 毎月の返済金額には、手数料や利息と元金が全て含まれている
- 毎月の返済額は消費者金融会社が定めた定率との乗算に従って決定される
- 毎月の返済額が一定ではないため、返済計画を立てにくい
簡単に2つの返済方式について説明すると上記のようになります。少し分かりにくいかもしれません。
さらに噛み砕いて説明すると、アコムの元利定率リボルビング方式の方が、毎月の返済額が大きく、返済期間は短くなる傾向があります。
逆に借入後残高スライド元利定額返済方式の方が、毎月の返済額が少ない反面、返済期間は少し長くなってしまいます。
つまり毎月の返済を少なくゆっくり完済したい場合は、借入後残高スライド元利定額返済方式を選択する方が良いでしょう。
逆に少しでも早く完済したい方は、アコムのような元利定率リボルビング方式での返済の方が向いているという意味になります。
4、審査のスピードや難しさで選ぶ
消費者金融会社でお金を借りることを検討しているのであれば、少し急いでいるという方もおられるかもしれません。
どの消費者金融でお金を借りるのか決める時は、審査のスピードや難易度を考えて決めることもできます。
各消費者金融会社によって審査には若干の違いがあるので、審査スピードなどについても理解しておきましょう。
各社消費者金融の審査スピードを比較
各社消費者金融で行う審査のスピードには若干の違いがあります。以下にそれぞれの会社で行う審査の最短時間について解説します。
- レイクALSA:最短15秒審査
- アコム:最短30分審査
- SMBCモビット:最短30分審査
- アイフル:最短30分審査
- プロミス: 最短30分審査
- ジェイスコアJ.Score:仮審査最短30秒
多くの消費者金融カードローンの審査は、結果が分かるまでの最短時間が30分以内となっています。
銀行系カードローンと比べると、かなり審査時間が短いと言えるでしょう。
レイクALSAやJ.Scoreの2社の審査時間は秒単位になっているので、特に素早い審査が特徴になっていると言えるでしょう。
審査結果が早く分かるということは、融資までに必要な時間も短くなるということなので、消費者金融でお金を借りる時には重要な要素になると言えるでしょう。
ただしこの数字はあくまで参考時間であるため、申し込みをした方によっては、さらに時間が必要になることもありますので、ご了承ください。
審査の難しさを比較する
消費者金融で行なっているカードローンの審査基準は、公開されているわけではないため、業者ごとの詳細な検証はできません。
しかし参考にできる資料があります。それは各消費者金融会社に新規で申し込みをした方のうち、どれくらいの割合の方が成約できたのかというデータです。
例えば、大学入試の申し込みをした学生が2,000人おり、その中の800人しか合格できなかったとすれば、この学校の難易度は高いということになるでしょう。
消費者金融でも同じような統計が出ています。新規申込者の数と成約者数を比較してみましょう。
- レイクALSA:新規申込件数23,000件、成約数は6,647件、成約率28.9%
- アコム:新規申込者件数50,919件で成約数は22,941件、成約率45.0%
- SMBCモビット:新規申込件数41,417件、成約数は18,195件、成約率46.8%
- アイフル:新規申込件数38,806件、成約数は17,806件、成約率45.9%
- プロミス: 新規申込件数49,728件、成約数は23,378件、成約率47.0%
- ジェイスコアJ.Score:新規のためデータなし
申込んだ方の中で、どれくらいの割合の方が成約できたのかという数字が成約率になります。成約率の高い方が、審査に通りやすいということになるでしょう。
この中で成約率が最も高いのは、47.0%であるプロミスであり、最も低い数字はレイクALSAの28.9%です。
レイクALSAは始まってから歴史が浅いため、成約率が低くなっていることも考えられます。
しかしレイクALSAの前身である新生銀行レイクの時は、新規申込者32,700件中の成約率は32.0%だったので、やはり成約率は他と比べると低いことが分かります。
つまりこのデータから言えば、レイクALSAが消費者金融会社の中で、最も審査が難しいということになるでしょう。
しかし成約率は年によってさらに月によってもかなり変動があり、必ずしもいつも今回紹介した比率通りの結果になるわけではありません。
しかしあくまで傾向としては、参考にできる数字なので、審査難易度について知りたい場合はこのデータを参考にされてください。
なるべく審査で拒否されたくないという方であれば、現時点でもっとも成約率の高いプロミスを狙ってみるのも一理あると言えるでしょう。
5、申し込み方法で消費者金融を選ぶ
以前よりも消費者金融でお金を借りるのは、簡単になってきています。
申し込み方法も分かりやすくなってきているため、それほど難しくはないでしょう。
しかし各消費者金融会社によって申込方法が違う部分があるので、解説致します。
WEB完結申込に対応しているのか
今回、解説している6社の消費者金融は、全てWEB完結申込に対応しているので、外出することなく契約まで行うことが可能です。
契約後は融資を受けることになりますが、その際も振込による貸付であれば、無人契約機やコンビニATMに行かずに、融資を受けることも可能です。
もし6社以外から消費者金融を選ばれるのであれば、WEB完結申込に対応しているかを調べるようにしてください。
WEB完結申込ができるところは融資までのスピードが早いという特徴もあります。
ただしWEB完結申込にする場合、カードレスを選択するのを忘れないようにしましょう。
ローンカードが必要という欄を選んでしまうと、無人契約機や郵便でローンカードを受け取る必要が出てきてしまいます。
無人契約時での受取であれば、まだ融資までの時間が大きく遅れてしまうことはありませんが、郵送を選ぶと受け取る作業が必要となってしますでしょう。
また消費者金融によっては、ローンカードと契約書を一緒に送ってくるというところもあります。
こうなると、契約完了までの時間もかかってしまうため、融資金を受け取るまでのタイミングも後ろにずれ込むことになるでしょう。
またローンカードを郵送にしてしまうと、もう1つの問題を引き起こす可能性もあります。
家族に知られないように申し込みをする
消費者金融でお金を借りるためWEB完結申込を利用すれば、家族に借入について知られてしまう可能性は低いと言えます。
しかし先ほど説明したように、WEB完結申込でも、ローンカードや契約を郵送にしてしまうと、自宅にカードや契約書が送付されてくるでしょう。
自分が不在の時に書類やカードが自宅に届くなら、家族に借入について知られてしまう危険性があるでしょう。
仮に自分で受け取ることができたとしても、余計な注目を集めることになります。
ですからWEB完結申込を行う時には、必ずローンカードなしを選択し、カードレスでの契約をしてください。
また携帯電話を所有しているなら、申込書の日中連絡が取れる電話番号や連絡用電話番号欄に、自分の携帯電話番号を記入してください。
ここに自宅の固定電話を記入してしまうなら、本人確認の電話が自宅にかかってしまい、借金について家族に知られてしまうでしょう。
ちょっとした気の緩みが、他人に秘密を知られてしまう原因となりますので、申込には最新の注意が必要です。
では会社の同僚や上司に借入について知られてしまう恐れのある、在籍確認について見てみましょう。
在籍確認を避けられる方法とは?
消費者金融でお金を借りる際は、原則として在籍確認が行われます。銀行カードローンの場合には、会社への連絡という在籍確認を避ける方法は、ほとんどありません。
しかし消費者金融系のカードローンの場合は、ある程度であれば臨機応変に対応してくれることもあるようです。
具体的には以下の2つの方法を試してみることはできます。
- WEB完結申込の中には在籍確認なしもある
- オペレーターとの交渉
最初にWEB完結申込の中には、ある条件下では在籍確認をしないと明言している消費者金融会社もあります。
SMBCモビットは、現在のところ2つの条件に適っていれば、在籍確認を行わずに契約を行えるとしています。
- 三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行の口座を所有していること
- 全国健康保険協会発行の保険証か組合保険証を持っていること
この2つの条件に適っている場合、勤め先への電話連絡がないまま契約を行うことができると説明されています。
サラリーマンや会社員であれば、会社が所属している組合保険証か健康保険協会発行の保険証は所有しているはずです。
あとは指定の銀行口座を開設してしまえば、在籍確認を回避できる可能性は高いでしょう。
どうしても在籍確認は困るという方であれば、SMBCモビットを選択できるかもしれません。
SMBCモビット以外であっても、WEB申込後にオペレーターに直接電話をして在籍確認について交渉することも可能です。
在籍確認を回避できるかどうかは、オペレーターにかかっていますが、道理にかなった理由があれば電話連絡に代わる方法で在籍確認を行なってくれるかもしれません。
先ほどのSMBCモビットの回避方法と同じように、健康保険協会の発行している保険証や直近の給与明細を複数提出することで、在籍確認としてくれる可能性があります。
さらに、普段から事務所に誰もいないなどの正当な理由があれば、電話による在籍確認に代わる方法を提案してくれる可能性も出てきます。
オペレーターに対して、なぜ在籍確認をされると困るのか、他の方法で協力したい旨を誠実に伝えるようにしてください。
オペレーターに連絡する相応しいタイミングは、申し込みが完了してから10分ほど経過してからです。
あまり早く連絡しても、消費者金融会社のシステムに自分の情報が反映されていない可能性があります。
あまり遅すぎても審査が進んでしまい、在籍確認が行われてしまうかもしれません。
消費者金融アイフルのサイトでも、急ぎの場合はインターネットでの申込み後にフリーダイヤルで連絡する方法を紹介しています。
在籍確認を回避する交渉も、同じフリーダイヤルから連絡することができます。
こうした交渉をするためには、オペレーターへ連絡ができるフリーダイヤルを設置している会社が良いでしょう。
今回は、消費者金融でお金を借りる際、どのように会社を選べば良いのか5つの方法を解説しました。
金利の低さや貸付限度額を事前にチェックしておき、少しでも安い金利を設定している消費者金融会社を選ぶようにしましょう。
消費者金融会社が大手銀行のグループ傘下に入っているかも重要な条件となります。
消費者金融の貸付対象者が誰になっているのか、学生や主婦、自営業者が含まれているのかも消費者金融でお金を借りる時に考えなければならない要素でしょう。
融資を急いでいる場合には、審査のスピードや審査難度で選ぶことも良い方法です。
大手6社の消費者金融では、レイクALSAが現状もっとも審査が厳しいとされているようです。
審査に否決されたくない方は、レイクALSA以外を選択することも1つの方法です。
最後に、WEB完結申込ができると審査時間がとても短くなり、さらに外出しないでも融資まで受けられるようになります。
外出がおっくうという方であれば、WEB完結申込ができる会社がおすすめであり、さらに在籍確認を回避できるSMBCモビットなども良いかもしれません。
消費者金融を選ぶために5つの方法を使い、自分にピッタリな消費者金融を見つけるようにしてください。